大工が思う木の家
昔は、『大工と左官屋がいれば家が建つ』と言われてました。
それだけ大工という職業は家造りにおいて、中心にいなければなりません。
全ての工程工事の下地をしなければならないので、建物全体を把握しなければなりません。
「棟梁」でなければならないのです。
そしてその建物には、お客様の夢や、安らぎ、楽しみ、安心などがい~っぱい詰まっています。
だからこそ、大工である私が、お客様と直に話し合い、本当に満足してもらえる
家を造ることに全力を尽くします。
木材が見せる表情と質感
パイン材
柔らかさが癒しです (^^♪パインは日本名は「松」です。細かく言うとラジアータパイン、メルクシパインなどいくつか種類がありますが、写真はボルドーパインです。柔らかさゆえに傷がつきやすいですが家具もあわせてパイン材で統一すると、「カントリーな自然素材の家」ないい感じになります。
ウォールナット
モダンで高級感を演出してくれます!(^^♪ 日本名は「くるみ」です。乾燥による干割れや劣化を起こすことがありますが、乾燥後はほとんど狂いを生じません。欧米では家具に昔から使われていて、車のジャガーのダッシュパネルに採用されるなど、優しい風合いとクールな印象です。
アカシア
濃淡のある可愛らしい色合いで肌触りもさらさらしていて一目で気に入ったフローリングです (^^♪ 腐りにくく痩せや膨張が少なく、アメリカの西部開拓時代には駅馬車の車輪や車軸としても使用されていました。畳とあわせてみたら中々お洒落でした。
杉
日本人なら誰もが知っている!そうですね、床だけじゃなく、下地材から天井羽目板、腰壁、外壁まで、ありとあらゆる所に使われます、柔らかく傷つきやすいのが難点ですが、うちでは脱衣場に杉のフローリングを貼りました。なんたって足触りが柔らかく、上に立つと温かいんです。
オーク材
安定のオーク!(^-^) 最近はオークが一番使われていると思います。日本名は「なら」です。硬い木で木目がはっきりしています。家具やバットにも使用されていたり、ウィスキーの樽としても使われています。
栗(アンティーク)
なんと言ってもカッコイイ!栗といえば昔は家の土台にも使われたほど硬くて水や湿気にも強いのが特徴です。その栗のフローリングにエイジング加工したものです。古民家風の建物やカフェなどに最高の雰囲気をもたらしてくれます。♪